舅(しゅうと)姑(しゅうとめ)について
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2015年7月3日更新・作成)
今や核家族時代
1980年代の頃までは息子が結婚すると親と同居生活するのがご く普通でした。一軒の家に祖父母と父母そして息子夫婦に子供達、家庭も大変賑わっ ていました。
おじいさんやおばあさんの孫に対する躾も厳しかった時代。玄関の履物の整理整頓な ど口うるさく言われたので、礼儀作法は大人になっても役にたった。
今のおじいさん、おばあさんは 孫にたまに会えば小遣いをわたすだけ。おじいさん、おばあさんは何でも知っている 生き字引的存在。やはり同居がいいかも。
舅(しゅうと)と姑(しゅうとめ)について 正式の言い方では、夫または妻の父が「舅」で、夫または妻の母が「姑」であるが、「姑」は「しゅうと」とも言うところから、「うちのしゅうと」と言っただけでは、 男の方か女の方か 分からなくなることがある。
しかし「嫁・しゅうとの確執」と言えば、「姑」に決 まっている。「嫁・姑」は、古来仲の悪い代表とされ、ことわざにも、嫁と姑の仲 がよかったら釜が割れる とか嫁と姑は犬と猿・嫁と姑は先の世の敵同士・嫁と姑の仲のよいのは盆三日、嫁 の留守は姑の正月などとあって穏やかではない。
姑が攻撃的になったのが「嫁いび り」であるが、いずれ 「嫁」も「姑」になるのが人の世の定めでもある。
「昨日は嫁、今日は姑・姑は嫁の 古手・姑の仇を嫁が討つ」「舅」を言うことわざに、舅はわが親より大切なり・舅の 門と麦畑は踏むほど よい。
・・・・緒方出版、故事ことわざ辞典より
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